会社は有給休暇の日を変えることができるのか?

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初めましての方もいつもお世話になっている方もこんにちは。

上田経営管理事務所スタッフブログ担当の川村です。

 

今回は

「有給休暇の振り替え」

についてです。

 

例えばこんなケースだと・・・・・・
毎回、繁忙期になると有給休暇の取得を申請する従業員がいて困っています。
会社としてなにかできることはないでしょうか。
 

 

A 従業員には時季指定権がありますが、会社の時季変更権の行使があれば、有給休暇の取得時季の変更を求めることができます。

 

(1)有給休暇の取得日決定の仕組み

有給休暇は、労働基準法の要件を満たせば自然と発生します。
しかし、有給休暇ですので、「いつ取得するか」を決めないといけません。
この、いつ取得するかを決める権利(=時季指定権)は、基本的に労働者にあります。

 

(2)時季変更権

しかし、会社が、有給休暇の取得により多大な損害を受ける可能性はゼロではありません。
そのため会社も、「労働者から指定された日の変更を求める」権利(=時季変更権)
を行使することができます。

 

しかし、時季変更権は

「事業の正常な運営を妨げる場合」

でなければ認められません。

「事業の正常な運営を妨げる場合」とは
労働者のその日(有給取得日)の労働が
1 業務の運営に取って不可欠
2 代替要員を確保することが困難
この二つを満たす必要があります。

 

日頃から、労使の意思疎通を行える職場環境を
形成できるように努め、トラブル回避の上でも
話し合いを行い、双方が納得し、
時季を決定することが望ましいといえます。

28.5.27 上田経営管理事務所  川村

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