残業中の休憩は労働時間に入れないとダメなのか?

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皆さんこんにちは。

いつもお世話になっております。
上田経営管理事務所スタッフブログの川村です。

 

 

今回は「残業中の休憩時間」についてです。
例えばこんなケースがある場合・・・・・・

終業は午後6時なのですが、その後残業をする場合には夕食のための休憩を取るという暗黙のルールができています。大体30分程度なのですが、労働時間からその休憩時間分を控除してもかまいませんか。監督署に指摘されないか心配です。

 

A 暗黙のルールという程度では控除の扱いは難しいと思われます。

 

(1)労働時間と休憩時間の定義
労働基準法の中には、労働時間及び休憩時間について明確な定義はありません。
ですが、判例や通達により、それぞれ次のように定義されています。

労働時間:労働者が使用者の指揮命令下に置かれている時間

休憩時間:労働時間の途中に、置かれた労働から離れることを権利として保障された時間

(2)ご質問の場合
以上のような定義からすると、ご質問の場合、
「暗黙のルールとして運用されている30分間が完全に労働から離れている
のであれば、労働時間に当らないと考えられます。
よって、30分の休憩時間を労働時間から控除することは問題ないはずです。

しかし、暗黙のルールとなると、
従業員全員がそのルールに従っているのか
実際に日々の勤務の中でそのようにしているのかが不明です。
そのため、実際に「完全に労働から離れていること」
第三者(例えば労働基準監督署)に証明することは
難しいと思われます。

「完全に労働から離れていること」を証明できなければ、
監督署としては指摘をせざるを得ず、
例えば従業員への聞き取りなどによる実態調査を
指示されるということが考えられます。

休憩時間を就業規則に記載することはもちろんですが、
実際にその時間休憩していることを
タイムカードなど何らかの形で
記録することが重要です。

 

いかがでしたでしょうか。
11月に入り急に寒くなってきましたね。
今年もあと2か月です。
風邪などを引かれぬようお過ごし下さいませ。

 

28.11.1 上田経営管理事務所 川村

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