届け出と違う通勤方法での労災について

Pocket

photo001_118

 

 

いつもお世話になっております。

上田経営管理事務所スタッフブログ担当の川村です。

 

 

 

今回のケースは・・・・・・

通勤中に事故に遭った従業員がいます。
会社へは「電車通勤」と届け出ていたのですが、
実際には自転車で通勤している途中で事故に遭ったようです。
こういった場合も労災になりますか。
 

 

A 労災となる可能性があります。

 

労災とみなされる通勤中の事故、ケガなどとは
以下の移動中に発生したものによります。

 

①住居と就業の場所との間の往復
②就業の場所から他の就業の場所への移動
③住居と就業の場所との間の往復に先行または後続する住居間の移動

 

つまり、会社の届け出と一致しているかどうかは、
労災保険の適用条件ではありません。
そのため、上記ケースについても労災となる場合があります。

また、移動の経路から外れたり、移動を中断した場合には、
その時点からの移動は「通勤」となりません。
例えば、帰宅途中にパチンコ店に立ち寄り遊んだ後に
家へ帰ることは通勤とはみなされません。

しかし、移動の中断及び通勤経路から外れる原因が、
日常生活において必要であり、
やむを得ない事由によって行うものである場合は
その外れた経路から通勤経路に戻った場合は
戻った時点から「通勤」になります。
これは、日用品を購入するためにスーパーなどに立ち寄る場合や
病院に受診に行くなどが当てはまります。

 

今回のケースも自転車で通勤する途中で
通勤経路から外れる、移動の中断がなかったかどうかという点が、
労災の分かれ目となります。
この判断は労働基準監督署が行いますので
会社で断定せずに監督署に相談することが求められます。

通勤中の事故やケガについては、
どのような状況で起こったのか
従業員ご本人様に詳しく訊くようにしましょう。

 

これからもよろしくお願いいたします。

28.11.24 上田経営管理事務所 川村

Pocket