働き方改革を知ろう!治療と仕事の両立
いつもお世話になっております!
突然ですが、皆さんご存知でしょうか?実は、労働者の3人に1人は何かしらの病気を治療しながら働いているそうです。
その中には、治療が原因で離職する方も少なくないらしく、治療と仕事の両立が働き方改革の一つの課題となっています。
1 治療と仕事の両立に向けた課題
働き方改革実行計画の工程表によると、治療と仕事の両立において次の3つの課題が明記されています。
病気を持ちながら働く人にとって、
① 主治医や会社と連携したコーディネーターによる支援が重要であること
② 身近な相談先が不足していること
③ 治療と仕事を両立させる柔軟な休暇制度・勤務制度の整備が進んでいないこと
2 課題解決に向けて―トライアングル型支援
これらの課題の解決策として大きく注目されているのが「トライアングル型支援」です。
トライアングル型支援とは、病院、会社、両立支援コーディネーターの三方が働く人(患者)やその家族を支えるために三位一体となって支援するサポート体制をいいます。
病院と会社が協力するというのはどういうことか、あまりイメージが湧かないかもしれません。
そこで、出番なのが「両立支援コーディネーター」です。両立支援コーディネーターは、病院(主治医、ソーシャルワーカー)と会社(産業医・人事労務担当者)がそれぞれの立場から行う支援の連携・調整役となります。
患者、病院、会社とコミュニケーショをとり、治療と仕事両立プランの作成を担うのが両立支援コーディネーターです。
これまでは、会社と病院が連携して支援するなんて、あまり耳にしないことだったと思います。
もし、両立支援コーディネーターの存在が一般化し、会社と病院が連携して支援を行うことができれば、働く人にとっても心強いサポートが生まれると思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。