年次有給休暇管理簿とは
いつもお世話になっております。
いよいよ4月から年次有給休暇の付与義務が始まります。
使用者は、労働者ごとに「年次有給休暇管理簿」を作成し、
3年間保存しなければならないとされています。
年次有給休暇管理簿とは、労働者ごとに「時季」「日数」「基準日」を明らかにしたものをいいます。
1.「時季」「日数」「基準日」とは
時季=年次有給休暇を取得した日
日数=基準日から1年以内の期間中に年次有給休暇を取得した日数
基準日=労働者に年休を取得する権利が生じた日(年次有給休暇の付与日)
今では、年次有給休暇の残日数を管理している事業所が多かったと思います。
しかし、残日数で年次有給休暇を管理する方法では、年次有給休暇をいつ取得させたのか、
またその取得数が現在、何日累計であるか確認することができません。
そこで、年次有給休暇管理簿に記す日数とは、1年以内における年次有給休暇の取得日数とされています。
また、時季とは、年次有給休暇を取得した日数が複数あればその全ての日数を記載するようになります。
2.年次有給休暇管理簿の様式
様式は自由です。
基準日、日数、時季の3つを記載していれば、賃金台帳や労働者名簿に盛り込んでも構いません。
また必要時にいつでも出力できる仕組みとしたうえで、コンピュータなどで管理することも差し支えないとされています。
最後までお読みいただきありがとうございました。